
医療法人社団福寿会
自由診療
rTMS療法は、難治性てんかんや脳卒中による遷延性意識障害、運動麻痺、感覚障害、言語障害などの後遺症などの改善を目的として行われる非侵襲的な神経刺激療法です。磁気刺激によって、脳内の神経ネットワークの活動を調整し、神経科塑性を促進することが期待されています。
rTMSは頭皮上から磁気パルスを断続的に照射し、大脳皮質の特定の部位を刺激します。
国内外の研究により、rTMSが運動機能の改善や言語機能などの回復に寄与する可能性があると報告されています。ただし、すべての患者に確実な効果があるわけではなく、改善の程度には個人差があります。
主な副作用としては、頭痛、局所の頭皮痛、軽度のめまいやけいれんの誘発(まれ)が報告されています。けいれん発作の発生率は非常に低く、適切な刺激条件で行えば安全とされています。万一、治療中に強い不快感が出た場合は、直ちに中止します。
rTMS以外にも、リハビリテーション、薬物療法、外科的治療などが選択肢としてあります。本治療は、これらに代わるものではなく、補助的な治療法として位置づけられます。
〈第3・5水曜日 14:00〜17:00〉てんかん外来:久保田 有一 医師
現在、脳卒中後遺症に対するrTMSは保険適用外の治療となります。
| 初診料 | 8,800円 |
|---|---|
| 再診料 | 5,000円 |
| 1回(20分) | 7,000円 |
治療データを学術的に利用する可能性がありますが、個人が特定される形では公開いたしません。研究目的の利用を希望されない場合は、その旨をお申し出ください。